今回解説する手品は[変化する結び目]です。
ロープ1本あればすぐに演じられるお手軽手品です。
この記事は
- はじめて手品を覚える方
- 手品道具を持っていない
- 経費がかけられない
- 座りながら、指先のトレーニングをしたい
- 指先のリハビリをしたい
- たくさんの人に一度に手品を教えたい
以上に該当する方には
オススメです。
ぜひマスターして覚えてください。
目次
用意するモノ
- 長さ1.4mのロープ 1本
- セロハンテープ
柔らかく、しなやかで、手品に使いやすいロープです。
携帯性に優れたケースに入っている点がとてもオススメです。カバンに一つ入れておけば、いつでもテープが綺麗な状態で使用することが出来ます。
準備
ロープをカットする
ロープはそのままカットをすると、写真のように先がほどけてきてしまいます。
カットするときは、必ず
- セロハンテープを巻く
- テープの真ん中を切る
をするようにしてください。
ロープに結び目をつける
ロープの左端(A端)から10 ㎝くらいのところにほどける
偽の結び目を作っておきます。
演じ方
手品全体の流れは以下のようになります。
- 1本のロープを見せる
- ロープの真ん中に結び目を作る
- 結び目が真ん中から端に移動する
- 結び目が消えてしまう
基本的流れはこんな感じとなります。
文章で読むと複雑な感じがしますが、
全体の流れがわかってくると、
お客様の反応を見てアドリブを入れやすい手品でもあります。
それではもう少し、
変化する結び目の演技に関して、
詳しく解説していきましょう。
【演技映像】
実際に瀧川一紀が演じている映像をご覧いただけます。
演技 スタート
ロープを右手で写真のように持ちます
結び目は、お客様から見えないように気をつけます。
ロープのA端を左手で引っ張り、写真 のように両手でロープを持ちます。
ロープの真ん中に結び目を作る
ロープを左手首にかけます。左手首にかかっている輪の部分(A の空間)にロープを持ったままで右手を上から入れます。そのままB の空間に右手を下から通します。
左手のロープを持ったまま左手首にかかっているロープを、輪の部分からはずし、右手をそのままにしたまま、両手を左右に引っ張ると写真 の点線で囲んだ場所のに結び目ができます。
右手をロープを持ったまま輪からはずし、そのまま引っ張ると、ロープの中央にスリップノット(とける結び目)ができます。
※この時、あまり強く引っ張るとスリップノットが消えてしまうので気をつけてください。
結び目が移動する
左手でロープA 端を持ったままロープの中央にできたスリップノットを握ります。
右手はロープのB 端を握ったままにして左手を下げます。この下げる動作で中央の結び目は手の中で消えてしまいます。左手をロープのA 端に近い位置に移動させてから離せば写真のようになり、中央にあった結び目が、中央から端に移動したように見えます。
結び目が消える
左手で結び目再びとって示し、ほどける結び目を握ります。
結び目を持っている状態で、右手のロープを手前に引っ張り左手の中にあるほどける結び目をほどきます。
左手にあった結び目が一瞬にして消えたように見せて演技を終えます。
【解説映像】+ちょっといい話
解説映像では文章で伝えにくい、細かな部分をお話ししています。
- ロープを持つときの注意点
- 使うロープの長さの決め方
- 消える結び目の特徴・作り方
- ロープの真ん中に結び目を作る方法を詳しく解説
- 種も仕掛けも無いロープに感じさせる方法
など、全部で8分ほどの解説映像です。
解説映像では、
上記の記事では解説していない細かい部分まで収録してます。
実際に瀧川一紀が解説している映像は下をごらんください
映像はコチラからどうぞ
今回解説した手順は、
- 準備がいらない
- テーブルが無くても演じられる
- 演技終わった後、すぐに道具がリセットできる
というメリットがあります。
続けて、「現れる結び目」というマジックを続けて演じることも可能です。