今回解説する手品は[スポンジボール]です。|難易度★★★☆☆|
練習して覚えてみたいマジックトップ3に入る大人気の手品です。
練習がいる手品の中では、比較的習得しやすい手品です。
この記事は
- はじめて手品を覚える方
- 練習する手品を覚えたい
- 飲み会で友達に見せたい
- 相手の手に触れたい
以上に該当するには、おすすめです。
ぜひマスターして覚えてください。
目次
用意するモノ
- スポンジボール 4個
※スポンジは丸くなくても、演技はできます。
※スポンジには、ボールやウサギの形をしたモノが主流です。
ボールのみ欲しい方は、コチラからご購入ください。特に解説などはついていませんが、手頃な値段で購入可能です。
色も、赤や黄色や青などあります。2色購入すれば、ボールのカラーチェンジも可能となります。
サイフの口金から、ボールが出現!さらに相手の手の中にボールが飛び移ったり、ひとりでに増えたりします。最後は3つのボールが合体して大きなボールに変身します。 <世界最高品質の柔らかさ!> 相手の目の前で見せるマジックの中でも最もウケるといってもよいものがこのスポンジボールのマジックで、1920年代にアメリカのマジシャンが考案したといわれています。その後プロマジシャンをはじめ多くの人がレパートリーに取り入れて発展させてきました。テンヨーでは世界一柔らかいスポンジボールを化学的に作ることに成功し、スポンジボールのマジックをさらに進化させました。ByTenyo
スポンジでできた1匹のウサギが相手の手の中で2匹に増えます。
そのうちの1匹をポケットに入れ、残りの1匹を相手に握らせるとまたまた手の中から2匹のウサギが現れます。その2匹が手の中で4匹に増え、最後は1匹の大きなミスターラビットに変わってしまうのです。
材質は、スーパーボールと同じ世界一柔らかいスポンジを使っています。
テンヨー製より材質はとても堅めですが、「安ければいい」という方には、こちらがオススメです。
上記のミスターラビットのハートスポンジ版です。
ミスターラビットよりも大人のムードの演出に使えます
準備
ボールをセットする
あらかじめ、
- 右ポケットに3個
- 左ポケットに1個
スポンジボールを入れておきます。
演じ方
手品全体の流れは以下のようになります。
- ボールを一つ見せる
- ボールを伸ばすと2つに分裂
- にぎっとボールがお客様の手に移動する
- ポケットからお客様の手に移動する
- 3つのうち、一つのボールを選んでもらう
- 選ばれたボールを握ると消えてします
基本的流れはこんな感じとなります。
文章で読むと複雑な感じがしますが、
全体の流れがわかってくると、
お客様の反応を見てアドリブを入れやすい手品でもあります。
それではもう少し、
スポンジボールの演技に関して、
詳しく解説していきましょう。
【演技映像】2つあります
1つめの動画は、「繰り返し何度でも披露できる演技」の映像です。
ぜひ動画をご覧いただき、スポンジボールの基本をマスターしてください
↓↓↓↓ ↓↓↓↓
2つめの動画は、こちらにあります。
↓↓↓↓ ↓↓↓↓
<限定公開>

演技 スタート
演技を始めるときに、左右のポケットより、右手に2個、左手に1個もって取り出します。
この時、お客様には右手の1個だけが見えるようにします。
※右手と左手は、スポンジボールを1個ずつ隠し持っています。


ボールを隠し持つときの注意
ボールを隠し持つときは、
写真のように、中指と薬指の第2関節を中心にして小さく握りこみます。

ポケットから手を取りだし、1個のボールを示すときは、写真のような左右の手の形を意識します。

1個のボールが2個になる
右手の親指と人差し指でボールをつまんでお客様に示します。

ボールをつまんだ状態から、テーブルに押さえつけます。
※この時、ボールの真ん中あたりになるようにします。

一度ボールの真ん中を指先でつまんだまま取り上げます。


再び、テーブルにボールを押しつけるときに、右手で隠していたボールも一緒の押しつけてしまいます。

押しつけたら、すぐに右手人差し指以外の指は元の状態に閉じます。
指を閉じたら、そのままボールを二つに分ける動作を続けます。

2個のボールを1個のボールのように見せて再び指先でつまんでお客に示します。

再度、ボールをテーブルに押しつけ、本当に二つに分裂させてお客に示します。


お客の手に移動するボール
2個に増えたスポンジボールのうち、左手に持っているスポンジボールを隠し持っていたスポンジボールとともにお客様に渡します。


※この時に、急にお客が手を空けてボールを確認するときがあるため、
必ず「相手の手にボールを押しつけながら左手の親指で残りの4 本の指を閉じさせ、さらに手をひっくり返して手の甲が上になるようします。」

次に、残りのボールをお客様に示し、リテンションバニッシュを行います。
写真のように、右手のボールを左手に渡すときに、左手を軽く握り、左手の陰でスポンジボールを右手の中指と薬指の第二関節で隠し持ってしまいます。ボールを隠し持てたら、右手を左手からはなし、左手に握ったとアピールします。ここまでの状態をフェイクパスといいます。最後に左手を開いてボールが消えたことを示しすと、バニッシュになります。
バニッシュの最後。左手を開けるときに、左手に握ったふりをしたボールを右手の指先ではじいて左手にとばしたようなジェスチャーを行い、左手を開きます。

左右の手で写真のように相手の手を指さして「今、ボールが飛び込みました。」といってお客に手を開いてもらいます。

移動した2 個のボールを相手の手より取り上げ1 個ずつ左右の手で持って示します。

ポケットからお客様の手の中に移動するボール
2 個のボールのうち右手に持っているボールを隠し持っていたボールとともにお客様に渡します。


右のポケットより、別のボールを取り出してきます。

「3 個目のボールはポケットに入れてしまいます。」といって取り出したボールを左のポケット(反対のポケット)
にしまってしまいます。

「このボールはポケットを貫通してきます」といって、ポケットの内側から何かをつまみとりお客の手に放り込むジェスチャー
をします。



お客様が手を開くとボールが3 個になっており、移動したように見えます。

クライマックス・ボールの消失
3 個のボールのうち1 個をリテンションバニッシュの為のフェイクパスをします。


ボールを右手にパームした状態で、親指と人差し指と中指の間に残りのボール2 個を挟んで保持します。この時、さりげなく手のひ
らを見せると消極的な改めとなります。

そのまま2 個のボールを示しながら(実際は3 個のボール)を右のポケットにしまってしまいます。

空になった右手で、ボールがまだ握られていると思っている左手におまじないをかけます。

ゆっくりと左手を開きボールが消えたことを示してこのマジックを終わります。

ちょっといい話
この手品を披露したときに、すごく不思議だった場合、
必ず「もう一回手品して?」とお願いされます。
そのため、繰り返し演じることが出来るように手順を組むことは思っている以上に大切です。
今回解説した手順は、
- 準備がいらない
- テーブルが無くても演じられる
- 演技終了すると道具がリセットされている
というメリットがあります。
演技終了時に、続けて同じ手順を披露することが可能です。



スポンジボールたのしくみさせていただきました。
山口様コメントありがとうございます。
また分からないことがありましたら、マジックなんでも相談会でご質問いただけたらと思います