今回解説する手品は[紙が破れないボールペン]です。|難易度★★☆☆☆|
お客様から借りたお札でできる簡単な手品です。
100均マジックとしてダイソーで販売しているからといって、あなどれません。
この記事は
- はじめて手品を覚える方
- 身近にあるもので手品を披露したい
- 簡単にできる手品がいい
- 財布に入れて普段から持ち歩きたい
- お札を使った手品を覚えたい
以上に該当する方には、おすすめです。
ぜひマスターして覚えてください。
目次
用意するモノ
- 紙が破れないボールペン
- 千円札 × 1枚
お札を貫通するボールペンにはいろいろなタイプがあります。
このタイプの手品が好きな人は、他の道具も使ってみることをオススメします。
100均とは違った良さを、十分に感じられると思います。
細かいことを言うと、上記の3種類は100均の[紙が破れないボールペン]とは違う仕掛けになってます。
どの仕掛けが良いかは、一長一短あるのでいえません。気に入った仕掛けが、一番いい奴です。
仕組み
「紙が破れないボールペン」の仕組みです。
普通のボールペンの反対側に磁石がついており、
ペン先だけのタネの部分がくっついています。
準備
普通のペン先の方にキャップをしておいてください。
右手にタネのペン先を写真のように保持します
右手を返して、自然な状態で手を置きます。
※力が入りすぎると、手に何か隠し持っているということがばれてしまいます!
写真ではキャップが ついてませんが、つけておいてください
以上で、準備は終わりです。
詳しい演じ方は、下をご覧ください。
演じ方
手品全体の流れは非常にシンプルです。
- ペン先をキャップから外す
- お札にペンを突き刺す
- ペンを引き抜き、穴が開いていない事を示す
基本的な流れはこんな感じとなります。
お金の手品は単純であっても、とてもウケる手品です。
ぜひ、マスターしてください!
それではもう少し、
[紙が破れないボールペン]に関して
詳しく解説していきましょう。
実演映像
実際に瀧川一紀が演じている映像をご覧いただけます。
映像はコチラからどうぞ
演技 1 ペンを消極的にあらためる
右手でタネのペン先を持ったまま、ペンを手に取りキャップを外します。
この時、タネのペン先を音をさせないように磁石でくっつけてしまします。
ペンを右から左に渡す動きの中で、こっそりペンの上下を入れ替えます
右手でペンのキャップを取り上げ、お客に反対のペン先が見えないようにしながらキャップをはめます。
昔と違い、
「タネもしかけもないペンを使います」
というと
「じゃぁ調べさせて」
と言われてしまいます。
普通の動きの中でさりげなく
「タネもしかけもない普通のペンなんだ」
と思ってもらうこと。
つまり「消極的なあらため」がとても大事でなんです。
演技2 お札にペンを突き刺す
右手でキャップをはめたペンを取り上げます。
お札を両手で揉む動きをしながら、ペン先を外して、左手のお札の下に隠し持ちます。
お札の下ではこんな感じです。
お札の「千円」の文字の「円」のあたりにペンを突き刺します。
ペン軸の手の中にある磁石の部分を突き刺すように、「円」の部分に当てます。
この時お札のカゲで、左手の指先にあるペン先のマグネットに当たるようにします。
ペン軸とペン先のマグネットが当たった瞬間中指と薬指の間を広げると自然とマグネットがくっついて、指の間からペン先が出てきます。
ペン先が飛び出したら指の間からお札を押し出すように持つと、本当にお札を突き破ったように見えます。
突き刺した状態をお客さんに示します。
演技 3 お札の穴が瞬時に復活する
ペンを引きぬきます。
ペンを引き抜くときは、写真の矢印のように瞬間的に上下に動かします。
するとお客はまっすぐ引き抜いたように勘違いします。
※この時まっすぐ引き抜くとただただマグネットが外れ、タネのペン先がお客様側に飛んで行ってしまうので気をつけてください
ペンを引き抜いた後、お札の裏側で右手だけでマグネット部分を外します。
お札の裏でペンのキャップを外し、
さらにペンの上下をひっくり返します。
この動作が自然に行えるかどうかで、ペンに対する疑いをもたれにくくなります。
最後にペンとキャップとお札をさりげなくお客に示して演技を終わります
解説映像 紙が破れないボールペン
この手品は現象が直接的なため、
手品をやった後に、お客様は必ずボールペンに仕掛けがあると思っています。
ボールペンを調べたいと思って、触ってくる人も少なくありません。
そこで慌てたり、焦ってペンを隠したりしては
ペンに仕掛けがあると、タネあかししているも同然です。
逆に欲求を上手く利用できれば、この手品の不思議を増すことが可能となります。
演技終わった後の、タネの処理をスムーズにすることにより
お客様は必ず不思議に感じます。
動画ではペンを「手渡しするコツ」を詳しく解説していますので、
ぜひご覧ください。
実際に瀧川一紀が解説している映像は下をごらんください
<限定公開 解説映像>