今回解説する手品は[ふしぎな新聞紙]です。 |難易度★☆☆☆☆|
初めての方が、人前で手品をしなければいけない時というのは、突然やってくるモノです。
その時に、大活躍する手品がこの「ふしぎな新聞紙」です。
※「水新聞」とか「水と新聞紙」などとも言われたりします。
この記事は
- はじめて手品を覚える方
- ステージマジックを覚えたい
- いきなり余興でマジックを頼まれた
- 急に大勢の前で手品を披露しないといけなくなった
以上に該当するには、おすすめです。
ぜひマスターして覚えてください。
目次
用意するモノ
- 新聞紙
- 秘密のタネ
- 透明のコップ
- お水(甘いものや炭酸系は×)
新聞紙というごく普通のものを使っているので、自然に見え、効果のあるマジックです。
新聞紙の両面をあらため、8つ折りにしてその中に水を注ぎます。新聞紙を開くと水は消えています。
どこを開いても一滴の水もありません。また、たたんでおまじないをかけると、さきほどと同じだけの水が現れます。
その日の新聞を使えるようになっています。ByTenyo
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準備
新聞紙に目印をつける
商品を購入すると、タネがセットされた新聞紙が1組とタネの袋が入っています。
その中から、タネがセットされた新聞紙を取り出します。
新聞紙を8つ折りにします。

新聞紙の1面の右上(写真で言う黄色い○のあたり)のところに、エンピツで、矢印を書きます。矢印は反時計回りになるように書きます。

この目印を入れておく事により、演技の途中で新聞紙を回転させるときに、どちらに回せばいいか瞬時に判断でるようになります。
このちょっとした一手間を入れているか、入れていないかで演技のスムーズさはめちゃくちゃ変わります。
新聞紙に注ぐ液体の種類
新聞紙に入れる液体は、水を使うようにしてください。
ジュースなどの甘いものや、ビールやコーラなどの炭酸系も使わないようにしてください。失敗の原因になります。
終わった後のことを考えると、油脂分を含んでいるミルクなどもオススメはしません。
液体の分量
新聞紙に注ぐ液体の量も、適当ではいけません。必ず、1回でタネの袋に入りきる量にしてください。
多すぎても少なすぎてもダメです。


以上で準備は完了です
詳しい演じ方は、下をご覧ください。








演じ方
手品全体の流れは非常にシンプルです。
- 新聞紙をみせる
- 新聞紙を8つ折りにする
- 水を新聞紙に注ぐ
- 水が消える
- 新聞紙を広げてみせる
- 新聞紙から水が戻ってくる
基本的流れはこんな感じとなります。
文章で読むと
「ふ~ん」
って感じですが、実際に演じたときの
お客様の反応は絶大です。
それではもう少し、
ふしぎな新聞紙の演技に関して、
詳しく解説していきましょう。
実演映像
実際に瀧川一紀が演じている映像をご覧いただけます。
映像はコチラからどうぞ









演技
新聞紙を開き、軽く両面を改めます




元の8つ折りの状態に新聞紙を折りたたみ、タネがついている部分のとなりを開けてお客様に示します。
※タネは、右手側にあります。

右手で、水の入ったコップをテーブルに取りに行きます。

この時に左手で秘密の動作を行います。
- 左手の親指と人差し指でタネの部分を開く
- 左手の人差し指と中指を入れてタネの部分を大きく開く


右手で取り上げたコップの水をお客様に示してから、新聞紙のタネの中に水を注ぎ込みます。


新聞紙を広げます。


ここで新聞紙を回転させます。
※この時、回転する方向を間違えると水がこぼれます。気をつけてください。
自分から見て反時計回り(写真はお客様目線なので、時計回り)に回すのですが、「どちらにまわすの?」とわからなくならないために、最初にエンピツで書いた矢印を目視します。

矢印を目で確認して、回転する方向を確認して理解します。
新聞紙を自分から見て反時計回り(写真はお客様目線なので、時計回り)に回します。


新聞紙を左手から右手に渡して、お客様に示します。


新聞紙を上下ひっくり返したまま中を開いてみせ、水が消えてしまったことを示します。

広げた新聞紙をたたみます。

右手で上側、左手で新聞紙の下側を持ちます。そして、左手を下側から一気に上に持ち上げて半分に折りたたみます。

さらに、新聞紙を折りたたみ8つ折りの状態にします。

新聞紙におまじないをかけます

新聞紙からコップに水を戻し、演技を終わります。


【解説映像】+ちょっといい話
解説映像では文章で伝えわりにくい、細かな部分をお話ししています。
これをやるのとやらないのとで、演技はすごく変わってきます!
どれもこれも他では解説してくれない、生きた知識です!
- 舞台にセットするときの注意点
- 水の入れる分量
- 水の量の決め方
- 新聞紙の広げるテクニック
- タネを広げるテクニック
- 「水を入れる」という表現テクニック
- おまじないを活用した伝えるテクニック
- 改めの時の新聞紙の広げ方
- ラストのポーズを間違えない
- 改めるという意味の勘違いの説明
- 不思議さポイントを下げている演技の勘違いを説明
- エンピツで書いた矢印の重要性
- ちょっといい話:水の色が変わる手品を追加解説
全部で約12分の解説映像です。
実際に瀧川一紀が解説している映像は下をごらんください








とても有名なマジックですが、演じ方一つで非常にふしぎに見えるマジックです。
「動き」と「流れ」をしっかりとマスターするように心がけて練習してください。


